介護福祉士の視点から
お庭のご提案

スロープの話

スロープ本当に必要ですか
スロープ(アプローチ部分に設けられたゆるやかな傾斜の通路)

「親の介護を見据えて、スロープを作りたいのですが・・・。」と、ご相談を受けることがよくあります。

ですがそのスロープ本当に必要ですか?

今すぐの設置が必要なお客様を除いて、家族の将来を考慮した設置をご検討の場合は以下の観点を踏まえ、設置の検討を行う必要があります。

スロープを作るメリット
  1. 車椅子に乗ったまま家に入ることができる
  2. スーツケースなど、キャスター付きの荷物運びが楽になる
  3. 自転車を家の中に容易に収納できる
スロープを作るデメリット
  1. 敷地面積を圧迫することがある
    勾配(傾斜)は使用目的に応じて変わってきますが、安全と利便性に配慮した勾配を確保してスロープを作成すると、一般的な階段を作るよりも多くの面積を必要とすることが多く、限られた敷地の圧迫につながってしまいます。
  2. 階段よりも金額が多くかかる場合がある
    スロープには手すり等、他の設備も付随して必要になる場合がほとんどで、階段よりも費用がかかることがあります。
  3. 滑りやすい
    意外に滑りやすく歩きにくい。山道で斜面を歩くより、階段を歩いたほうが楽と感じる。そんな経験ありませんか?

スロープの使用目的によっても話は変わってきますが、本当に必要かわからない工事であれば、必要になった時に工事を検討する。

もしくは必要になった場合に備えた工事に留めておくことも可能です。

ワンポイント

ケース1 若いご夫婦とそのご両親が暮らす2世帯住宅。
今現在、ご両親は足が痛いながらも歩くことができ、階段の昇降もできている。

若い夫婦とその両親が暮らす2世帯住宅

施主A様の想い

足が悪い親に将来、車椅子が必要になった時、容易に散歩へ連れ出すことができるようにしたい。

② 休日は子どもが庭で遊んでいるのを眺めながら、ゆっくりと庭でお茶を飲んで過ごしたい。ウッドデッキがあるといいな・・・。

施主様


私(介護福祉士)からのご提案

提案1 屋内への経路は玄関からとは限らない。

今は必要ないけれど、将来必要になるかもしれない・・・。
であれば、スロープは必要になってからの設置でもよいのかもしれません

A様邸の間取りでは、ご両親の寝室が1階の日当たり良いお庭側(南側)であったので、スロープが必要になった場合、北側の玄関にスロープを設置するのではなく、お庭からスロープで寝室へ、出入りができるようにしてはどうでしょう

介護福祉士のスタッフ

提案2 ウッドデッキを設置し、一部を将来スロープに変更できるように設計。

・スロープは必要に迫られた際に、即工事が行える状態に留めておき、まずは使いやすいステップを設置。

・樹脂製品のウッドデッキでお手入れ簡単。

・ウッドデッキを設置することで、お部屋とお庭の行き来をスムーズに。

ご両親に車椅子が必要になった時、場合によっては介護保険の住宅改修の補助が受けられたり、福祉用具のスロープをレンタルするだけで問題が解決する場合もあります。

ワンポイント
折りたたみ式のスロープ

折り畳み式ケアスロープの例

軽量設計なので、設置も簡単。


提案3 お子さんが遊びやすい安全な芝生のお庭。

お庭に芝生を設置。お子さんが元気一杯遊べるお庭に。

芝のメリット
  1. 芝は走り回って転んでも安全!
  2. 庭へ手軽に緑色を取り入れることができる。(緑が入ることで安らぎの効果UP!)
芝のデメリット
  1. 面積が広いと手入れが大変!
    芝のメンテナンスには定期的な刈込や、夏場の散水が必要です。
    芝を張っても雑草は生えますので、面積が広いとメンテナンスに時間と手間がかかります。

芝には一般的な芝(高麗芝)に比べて伸びにくい品種の芝があるのです。
品種を選ぶことで、刈込の頻度を軽減することが可能です。
またお庭全面を芝にするのではなく、一部は防草対策をした砂利を敷き詰め、手入れが必要な範囲を最小限にすることで、手入れもちょっとした楽しみに変わります。

ワンポイント

これら3点を考えて作ったイメージがこちら

(最新技術3DCADで作成したイメージパース)

最新技術3DCADで作成したイメージパース

こんなお庭はいかがでしょうか?

スロープはすぐに必要ではないことから、今回は提案しておりません。

もし必要になった場合

スロープが必要になった場合

① ウッドデッキの一部をスロープに変更(黄色の矢印部分)
② 砂利の一部をコンクリート舗装(緑色の矢印部分)

スロープから車椅子で上がる

お部屋の間取りにもよりますが、ご両親の寝室から車椅子で外出する場合、玄関よりもお庭から直接出入りできた方がスムーズな場合もございます。
これでご両親を安心して散歩へ連れて行けますね。

これで解決です。

グッド

将来の様々な可能性を考えた外構を思い描くことは必要なことですが、一家の主となり、子どもの教育費・家財の買替え・親の介護など、備えなければならないことが沢山ある年代に、多くを外構に費やすことは難しいと思います。自分もそうでしたから(笑)。

私が考える幸せなお庭づくりとは、ご自身・ご家族の将来を想像したうえで、今、何が本当に必要で、どうすれば心豊かになる時間をお庭で作りだせるかを追求することです。

今回の例であれば、差し迫って必要性がないスロープは設けず、庭でお茶ができ、お子さんがのびのびと遊べる空間作りを優先しつつも、必要に迫られた際にスロープを設置できる余地も残しました。ライフステージに応じて外構をバージョンアップしていくことは、一日一日が豊かで快適な暮らしとなることに繋がります。

私達と一緒に笑顔があふれる夢のお庭をカタチにしていきませんか?

お庭が変われば暮らしが変わる。私達が作り出すのはお客様の暮らしそのものです。

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