共通（編集者） 新築で家を建てる場合、外構工事に関して、ハウスメーカーか外構専門業者のどちらに依頼するか迷われる方が多くいます。
しかし、それぞれの外構工事に関するメリット・デメリットを知っていれば、安心して業者を選ぶことができます。
今回はハウスメーカーと外構専門業者の外構工事に関するメリット・デメリットを解説していきます。
ハウスメーカーに外構工事を依頼するメリット
メリットその１
アフターサービスが充実している
もちろん外構専門業者もアフターサービスを行っていることが多いのですが、どこも満足のいくサービスかは疑問が残ります。
ハウスメーカーのアフターサービスは、カーポートやブロック塀、植栽など工事から何年以内であれば無償で修理などを明記しています。「安心を買う」といった感覚ですね。
メリットその２
建物の工事と平行して打合せ・工事が可能
外構専門業者に依頼する場合、あくまでも建物が建ってから工事が始まります。
ハウスメーカーに依頼するのであれば、建物の工事と平行して外構工事を行い、都度打合せもできるので手間が省けます。
ハウスメーカーに外構工事を依頼するデメリット
デメリットその１
デザインのわりに工事費用が高くなりがち
ハウスメーカーに外構工事を依頼した場合、外構工事はすべて下請け業者に丸投げのような状態になります。
そのため、中間マージンが発生する都合上、自ずと工事費用は高くなります。
デメリットその２
エクステリアに関する知識が乏しい
ハウスメーカーはあくまでも住宅建築がメインなので、外構に関する知識はあまりありません。
先述した通り、下請け業者に丸投げなので、外構に関して質問をしてもうまく答えてくれないことがほとんど。そうなると満足のいかない仕上がりになってしまうこともあります。
デメリットその３
外構工事の動きが非常に遅い
大手ハウスメーカーに依頼すると、もちろん取り扱っている物件数も多いことから、なかなかスピーディーに事が運びません。緊急を要する場合でもすぐに動き出すといったことは考えにくいです。
デメリットその４
自分が知識を持っていなければ大きく損をする可能性がある
この「損」というのは大きく分けて2つ。
①意図的にエクステリアの選択肢を与えられていない
②本当にその金額に見合った工事内容だったのか不明
①意図的にエクステリアの選択肢を与えられていない
当然ではありますが、できるだけ費用を安く抑えたほうが契約は取りやすくなります。
そのため、ハウスメーカーは仕入原価を落として費用を抑えることで、利益を確保します。
材料費を抑えるためには少ない商品数を大量に仕入れるのが一番簡単な方法。
そのためエクステリアの選択肢は非常に少なくなります。ただし、一般ユーザーには「○○推奨商品」などとうたい、決まったパターンから選ばせるように誘導します。
これではせっかくの外構デザインが台無しに。こういった裏側の事情を事前に知っておくということは、外構工事を行う上で非常に大切です。
②本当にその金額に見合った工事内容だったのか不明
一般ユーザーで外構に詳しい人というのはほとんどいないでしょう。
そのため、ハウスメーカーから「外構工事に300万円かかりますが、出精値引きの半額でやらせてもらいます！」などと言われてしまうと、得をした気分になり、むしろ感謝してしまう人もいるのではないでしょうか。
実はこれは大きな落とし穴で、外構工事は大幅に値引くようなことはできません。外構工事の考え方として、「○○万円ならこれだけできる」「○○万円だとこれくらいしかできない」といったように、あくまでもベースは金額。
要するにその工事は実際には150万円で行えるもので、ただお得感を演出されたに過ぎないということです。さらに、実は150万円でもなく50万円程度で済む工事だったなんて場合もあります。
外構に関する知識が無ければ、仕上がりを見た時に支払った金額が妥当かどうかなど、わかるはずもありません。費用感を持つということも、損をしないためには大切ですね。
外構工事専門業者に外構工事を依頼するメリット
メリットその１
工事費用を抑えやすい
ハウスメーカーのように中間マージンがないので、比較的費用は抑えやすいです。おおよそではありますが、ハウスメーカーの方が1.5倍ほど高いというデータも。また、その中間マージン分が浮いただけ、よりエクステリアをこだわることもできます。
メリットその２
専門業者ならではの豊富な知識と経験がある
豊富な知識と経験があるということは、ユーザーにとっての安心感に繋がります。
専門業者ならではの機能性や安全性、デザイン性を兼ねた提案をしてくれるのも魅力の一つ。また仕入に関しても独自のルートを持っており、熟練の職人を抱えている業者も多いので、工事の際に起きたトラブルへも早急に対応してくれます。
メリットその３
着工から完成までがスピーディー
工事規模にもよりますが、300万円程度の工事ならおよそ2週間程度で終了します。
建物が引き渡されてからしか着工は出来ませんが、その代わり仕上がりまでの期間は短いです。
メリットその４
現場ごと臨機応変な対応ができる
大手ハウスメーカーとは違い、外構専門業者にマニュアルのようなものは基本存在しません。それは一つも同じ現場はなく、その現場ごとで行う工事内容はすべて変わるからです。
そのため、臨機応変に、またユーザーの要望に柔軟に対応してくれます。
外構工事専門業者に外構工事を依頼するデメリット
デメリットその１
外構専門業者を選ぶのに時間がかかる
外構専門業者は全国的にも数多くあるので、自分に合った業者を探すのには少し時間が必要です。ですが、外構工事は決して安くはないお買い物。出来れば高い理想を持って、外構専門業者を選びましょう。
デメリットその２
アフターサービスが充実していない業者も存在する
ハウスメーカーは会社の信用と信頼のために、アフターサービスを充実させていますが、地域密着型の小規模業者の場合、アフターサービスが充実していない業者も存在します。
今ではかなり少なくはなりましたが、打合せの際や自分で調べた時などは、その業者のアフターサービスについても知っておく必要があります。
まとめ
デメリットを考えると、やはり外構工事は専門業者に依頼することをオススメします。
それぞれに専門分野が違うので、得意不得意があるのは当たり前。一生付き合っていくはずのお庭ですから、理想のお庭を、庭創りのプロと創り上げていきましょう。
ディーシーズ春日井店では数多くの受賞歴があるプランナーが在籍しておりますので、ご安心してお任せください。